×

東京都 新規感染者と重症者が過去最多

2021年8月13日 23:00
東京都 新規感染者と重症者が過去最多

新型コロナウイルスの感染が「災害レベル」で猛威を振るう東京都内で、過去最多となる5773人の感染が確認されました。重症者もさらに9人増えて227人となり、過去最多を更新したほか、新たに50代の男性が、自宅療養中に死亡しました。

東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの5773人で、先週5日の5042人から731人増えて、これまでで最も多くなりました。

感染経路が分かっている人のうち、およそ6割が家庭内感染で、都の担当者は、「デルタ株の影響で、家族全員が感染するケースも目立つ」と説明しています。

増加が続く重症者も9人増えて227人となり、4日連続で過去最多を更新しました。

年代では、50代以下が7割を占めています。また、新たに7人の死亡も確認されました。このうち50代の男性は、軽症と診断され、自宅で療養していましたが、容体が急変し死亡しました。高脂血症の持病があり、ワクチン接種は受けていませんでした。都内で自宅療養中に死亡が確認されるのは今月に入り4人目です。

都内の入院患者は3727人、自宅療養者も2万1723人いて、それぞれ最多となっています。また、陽性率も23.2%に上昇し、市中に感染がまん延している状況です。