新型コロナの第６波に備えて、東京都は、医療機関の病床について、第５波の時と比べておよそ３割増やし、医療提供体制を強化すると発表しました。

東京都は新型コロナの第６波に向けて、医療機関の病床を第５波のピーク時と比べて、およそ３割増となる６８９１床確保し、酸素・医療提供ステーションなどと合わせて、およそ９４４０床で感染再拡大に備えると発表しました。

感染が急拡大した第５波の際には、病床使用率が極めて低い「幽霊病床」の存在が明らかとなり、入院できずに自宅で死亡する患者も相次いだことから、都は、病状が改善した患者の転院や退院を促進するなどして、病床使用率８割５分を目指すとしています。

また、「医療人材登録データベース」を開設して、医療体制がひっ迫した時に、医師や看護師などをすみやかに確保できるようにします。