有効求人倍率 前月比0.01ポイント低下
10月の有効求人倍率は1.15倍で、前の月より0.01ポイント低下しました。
厚生労働省によりますと、仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す10月の有効求人倍率は1.15倍で、前の月より0.01ポイント低下しました。
有効求職者数は前の月より0.6ポイント増加していて、緊急事態宣言が解除され、本格的な求人が出てくることへの期待感や、感染リスクを避けて求職を控えていた人の活動が活発になったことなどが背景にあるとみられます。また、コロナ禍での賃金悪化などで、転職を希望する人も増えているということです。
一方、10月の完全失業率は前の月より0.1ポイント改善し、2.7%でした。総務省統計局は「緊急事態宣言が9月末で解除され、7か月ぶりの低い水準となった」と説明しています。