熱海土石流 県警が殺人容疑の告訴状受理
静岡県熱海市の土石流災害で、6日、静岡県警は遺族が提出した盛り土の前の土地所有者らに対する殺人容疑での告訴状を受理しました。
7月に発生した土石流災害では26人が亡くなり、今も1人が行方不明となっています。遺族5人は先月、崩落の起点となった盛り土をした不動産管理会社の元代表と、現在の土地所有者に対する殺人容疑で、警察に告訴状を提出していて6日、受理されました。
告訴状では、盛り土の安全対策をしなければ住民が死亡する可能性が高いことを認識し、「未必の故意があった」と訴えています。
夫を亡くした小川慶子さん「遺族はあの日から時間が止まったままです。殺人罪で認めてもらえれば、夫にも報告できると思っている」
静岡県警は、盛り土の土地管理をめぐり、すでに業務上過失致死の疑いなどで捜査していますが、今後、殺人容疑でも捜査が進められます。