【速報】2023年・全国の“懲戒”警察官は266人…飲酒中・飲酒後の事案で処分される警察官大幅増
去年、全国で懲戒処分を受けた警察官は266人で、前年より減少しました。一方、飲酒中や飲酒後の事案で処分を受けた警察官が前年より大幅に増加しています。
警察庁によりますと、去年全国で懲戒処分を受けた警察官は266人で前年より10人減少しました。内訳では、盗撮やセクハラなどの「異性関係」が89人と最多で、「窃盗・詐欺・横領等」や「交通事故・違反」もそれぞれ前年より増加しています。
また、飲酒中や飲酒後に起こした事案で処分を受けた警察官が66人と、前年より30人増加しており、警察庁は新型コロナの影響が小さくなり、飲酒機会が増加したことが要因の1つではないかと分析しています。
複数の警察官が処分を受けた事案としては、愛知県警の岡崎警察署で、拘留中の男性が暴れたため、長時間体を拘束した後男性が死亡した事件で、事故防止の措置が不十分だったとして、11人が懲戒処分を受けています。
警察庁は「引き続き職員の指導、教育の仕組みの改善を進めたい」としています。