大雨に備える「タイムライン防災」 全国的な拡大目指しネットワーク設立
今年もまもなく梅雨を迎えます。大雨など自然災害から命を守るため、事前に行動計画を定めた「タイムライン防災」を全国的に広げようという取り組みがスタートしました。
「タイムライン防災」とは、台風がどこまで接近したら住民に避難を呼びかけるかなど、行政や個人が起こす防災行動のタイミングを事前に決めておくものです。現在、全国の137市区町村が導入しています。
10日は、この「タイムライン防災」を実際に導入している34の市区町村のトップや国の防災機関が集まり、全国ネットワークを設立しました。実際に被災経験のある自治体の参加者からは、タイムラインを作っておくことで災害が発生した時に被害が軽減できるなどの意見が出ました。
現在、導入していない市区町村にも普及させたい考えです。