女川原発2号機 不具合原因は「ナットの締め付け不足」
東日本大震災後ようやく再稼働したものの計測器関連の不具合で原子炉を停止していた「女川原発2号機」について、東北電力は原因は計測機器をつなぐ「ナット」の締め付け不足だったと明らかにしました。
先月29日に原子炉を起動した「女川原発2号機」は、原子炉内の「中性子」の計測が正常かどうかをチェックするための装置が作動しなくなる不具合があり、4日から原子炉を停止しています。
この問題について東北電力は会見を開き、原因は計測機器を原子炉に入れるための管をつなぐ「ナット」の締め付け不足だったと発表しました。
これにより管が外れ、計測機器が原子炉から引き抜く途中でひっかかったことが不具合につながったとみられています。
東北電力では今後、同様の「ナット」を総点検するということです。
発電再開の時期は現時点で未定としていますが、営業運転開始はこれまで通り12月25日をめどに作業を進める方針だということです。