パリ五輪内定の岐阜・羽島市出身の斉藤史弥選手 メダルへの意気込み
アーチェリーで2023年8月に世界選手権・男子リカーブ団体銅メダルを獲得しパリ五輪に内定した羽島市出身の斉藤史弥選手(19・日体大)が12日、同市の松井聡市長を表敬訪問しました。
斉藤選手はパリ五輪内定者岐阜県第一号。オリンピックは初出場です。
パリ五輪の目標を聞かれた斉藤選手は
「メダルを取ったらメディアにも注目されてアーチェリーの認知度が上がると思う。ミックス(混合団体)・男子団体・個人、全てが取れたら僕の思っている達成ができるのかなと」と力強く宣言。
日本は前回の東京五輪では男子団体が初の銅メダルを獲得。古川高晴選手(39)が個人でも銅メダルを獲得していますが、パリ五輪では混合団体でもメダル獲得となれば史上初の快挙となります。
パリ五輪内定を祝い羽島市役所には斉藤選手の横断幕も設置され、地元の期待値も上昇中。
市長に「あなたの活躍は羽島市民全体の誇り。羽島市民の夢を叶えたってください」と言われると「わかりました!頑張ってきます!」ととびきりの笑顔で答えました。
市長との歓談後、メディアの取材に応じ、記者から「全日本選手権(去年10月)もインカレ(去年9月)も優勝。日本のエースは19歳の斉藤選手なのでは?」と問われた斉藤選手。
「個人では日本一と言えるので、そこは自信を持って今年行きたい」とエースとしての自覚を持ちつつ、「五輪では古川さんがレジェンド。頼りつつ自分のプレーを発揮したい」と団体で一緒に戦う約20歳離れた大先輩・古川高晴選手への尊敬の念も伺わせた。
また、「五輪が決まった瞬間、いっぱい連絡が来たのでは?」と聞かれると、
「そんなには・・・」と連絡が来たのは15通くらいだったことを明かし、「五輪ではメダルを取っていっぱい連絡を来るのを待とうかと。もっと来ることを期待しますので皆さんぜひご連絡をお待ちしております!」とカメラに向かってお願いしました。
パリ五輪の会場はすでに視察済みで、大体イメージはついているという斉藤選手。4月から始まるワールドカップ(計3戦)でまずはメダルを狙い、7月のパリ五輪につなげたいとしています。