オウム真理教による地下鉄サリン事件から30年となるのを前に、事件を風化させないため、6日、警察が、名古屋市内の駅で、教団の現状を伝え、注意を呼びかけました。

オウム真理教が1995年に起こし、14人が死亡、6000人以上が負傷した、地下鉄サリン事件から、3月20日で30年です。

事件を風化させないため、6日、愛知県警の警察官らが、名古屋市内で、ビラなどを配りました。

愛知県警中警察署 永井薫 警備課長：
「オウム真理教は過去に無差別大量殺人事件を起こした団体であり、今もその教義をもとに活動しています。もし勧誘ではないかと思われましたら、迷わず警察に相談していただきたい」

警察によりますと、教団は現在、「ひかりの輪」や「アレフ」と名前を変えて活動し、SNSで、教団であることを隠して接触し、勧誘してくるということで、注意を呼びかけています。