サイバー攻撃に対する企業の弱点 AIが短時間で分析 富士通
サイバー攻撃に対する企業の弱点を短時間であぶり出す新たなAIが開発されました。
富士通が12日、発表したシステムは実際の企業などのネットワークを模した仮想空間でAI同士に攻撃と防御に分かれてサイバー戦を繰り返させた上で、もう一つのAIがその攻防を分析し、サイバー攻撃に対するネットワークの弱点を割り出し対策を提案するということです。
富士通によりますと、人が対処した場合は数十日から数か月かかるため、その間にサイバー攻撃がさらに巧妙に進化してしまい追いつかないということですが、開発されたAIの場合は対策の提案までを素早く行うということです。
また富士通は、カスハラの疑似体験と対策を学べるAIツールも公開しました。
記者「お客様センターです」
AI「リモコンの反応が悪くて」
記者「申し訳ございませんでした」
AI「ふざけんじゃねえぞ」「次に適当な対応したらただじゃ済まさないからな」
こちらのAIはこれまでに企業などが集めた実際のカスハラとそれへの対応事例を大量に学んでいるということです。