去年の交通事故による死者数は8年ぶりに前年より増加しました。二輪車に乗車中の死者も増えていて、なかでも自動車が右折する際、対向車線から直進してくる二輪車と衝突する死亡事故が多くなっています。

警察庁によりますと去年の全国の交通事故死者数は2678人で、前年より2.6％増え、8年ぶりに増加しました。新型コロナウイルスによる社会活動への影響が収束し、交通量が増えていることも要因とみられています。

なかでも二輪車乗車中の死者が増加していますが、右折しようとした自動車が対向車線を直進してくる二輪車と衝突する死亡事故が多くなっています。

3密を避けて移動できるとして、コロナ禍で二輪車の出荷台数が増えたため、交通量が元に戻ったことで、二輪車が関係する事故が増えた可能性があるということです。

警察庁は、右折車にとって小さい二輪車は、実際より遠くにいると感じられるとして、慎重な運転を呼びかけています。