増加が見込まれる半導体関連企業の排水 新たな下水処理施設整備の都市計画案了承
セミコンテクノパーク周辺に新たに計画されている下水処理施設について、熊本県は6日、整備に向けた都市計画案が了承されたことを明らかにしました。
新たな下水処理場は、合志市と菊陽町にまたがる約11.5ヘクタールに建設され、TSMCの第2工場やソニーグループの新工場の排水、1日あたり2万3000トンを処理する計画です。また、新たに7キロあまりの下水管を整備し、熊本市北区を流れる白川に放流する予定です。
これについて、熊本県の木村敬知事は6日の県議会で、下水処理場整備に関する都市計画案が了承されたことを明らかにした上で、引き続き住民の理解を求めていく考えを示しました。
■熊本県 木村敬知事
「工場排水を適切かつ確実に処理して水環境を保全できるよう、スピード感を持って取り組んでいる。引き続き、正確な情報発信と丁寧な説明を尽くしてまいります」
熊本県は今後、国の事業認可を受けるなどした上で、新年度中に下水処理場の着工を目指す方針です。