【異例】水俣病被害の賠償求める裁判 弁護団と環境省が非公開で協議
弁護団と環境省が異例の協議
水俣病の被害を訴える人たちが国などに賠償を求めている裁判をめぐり、弁護団と環境省が異例の協議です。水俣病被害の賠償を求める裁判は熊本をはじめ、大阪や東京で続いています。東京での協議は8日に非公開で行われました。
大阪地裁では去年、原告全員が水俣病と認められました。しかし国は争う姿勢を崩さず大阪高裁に控訴していて、法廷以外の場で直接協議が行われるのは異例です。終了後会見した環境省側は。
■環境省特殊疾病対策室・森桂室長
「ちょっと詳細はなかなか申し上げられないですけど、なにかきょう成果があったということでもなく、まずはお話をしたと。初めて対面で」
一方の弁護団は。
■園田昭人熊本弁護団長
「水俣病問題の解決に向けた継続的な協議をするということなので、環境省も同じ理解じゃないかと思います」
次回の協議の日程は未定ということです。
最終更新日:2024年10月9日 19:55