能登半島地震による被害の復旧などへの支援を求め、富山市の農業関係者の代表が富山市長に対し要望書を提出しました。

富山地区農業協同組合協議会によりますと、地震の影響で農業倉庫の天井が落下するなど施設に大きな被害が出ました。また、もうすぐ作付けが始まる水田の被害は、全容がいまだにつかめておらず、今後の農業経営に多大な影響が出る恐れがあります。

このほか物価高騰やコメの個人消費が減るなど農家の努力だけでは持続的な農業経営が難しいとして支援を求めました。

富山地区農業協同組合協議会　高野諭会長
「（今年の作付け）スタートまでは1か月あまりしかないわけですが、しっかりと応急的にも整えて今年も良質米の生産に努めたい」

これに対し藤井市長は「春に間に合うようにしっかりと復旧に向け取り組みたい」と答えました。