石川・輪島市 白米千枚田で稲刈り 地震に負けず実りの秋
能登半島地震で棚田や畦道に亀裂が入るなど大きな被害を受けた輪島市の白米千枚田。1004枚ある田んぼのうち修復し、作付けができた120枚では稲穂が黄金色に色づき収穫の時期を迎えています。
3日、田んぼを管理する地元の「白米千枚田愛耕会」のメンバーやオーナー会員、約30人が集まり稲刈りを行いました。
愛知県の女性オーナー
「面白いけど大変。自分が田植えをして稲刈りしたものがお米になって食べられるとうれしいな」
ただ、今年は、地震の影響で地下水の流れが変わったことにより、稲が生育不良を起こし、田んぼ1枚あたりの収量は例年の7割ほどに落ち込んだといいます。
白米千枚田愛耕会・白尾 友一 代表
「水を張ってみないとわからない。被害もあったのでそこは苦労しました。みなさん集まっていただいてここまでできたということですから感謝しかないですね」
愛耕会では、収穫が終わったあと、傾いた田んぼを修復して来年の米作りに備えます。