卒業後も鹿児島で活躍を!外国人留学生の定着目指し鹿児島市が「職場見学ツアー」
人材不足があらゆる業種で問題となるなか、鹿児島で学んでいる外国人留学生に卒業後も活躍してもらおうと、鹿児島市が職場見学ツアーを企画しました。
鹿児島市内の大学や専門学校に通う外国人留学生10人が訪れたのは鹿児島サンロイヤルホテルです。説明を受けながら最上階のラウンジや宴会場、神前式の式場などを見て回りました。ロイヤルスイートルームでは宿泊料金を聞かれ…
(外国人留学生)
「17万ぐらい」「20万?」
(鹿児島サンロイヤルホテルの担当者)
「23万円となっています」
鹿児島サンロイヤルホテルでは現在6人の外国人を雇用。海外からの客の対応など活躍しているといいます。交流会では、留学生から質問が相次ぎました。
(外国人留学生)
「何年ぐらい鹿児島に住みますか?」
(ネパール出身の従業員)
「最初は15年続けて帰るつもりでしたけど今仕事が出来るようになって楽しく人間関係も良く(母国に)帰りたいとは考えてない」
(ベトナム出身の留学生)
「桜島本当にいい眺めだった。出来たらここで就職したい」
(台北出身の留学生)
「台北の空気はちょっと忙しいけど鹿児島の空気は人も優しくご飯も美味しい」
鹿児島市はアジアからの留学生の活用推進を掲げていますが、市内の大学に調査したところ卒業後に市内で就職した留学生は1割にも満たなかったといいます。
(鹿児島市雇用推進課 児玉行宣課長)
「優秀な方でせっかく鹿児島に来ているのでそういう方に鹿児島の魅力を知ってもらい鹿児島の企業に就職してもらえたら」
外国人留学生の職場見学会は来月にも2回予定されているということです。