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“放置空き家率”鹿児島が全国ワースト 県「増加に対策が追いつかない」 13.6%…総務省が発表

2024年5月2日 18:53
“放置空き家率”鹿児島が全国ワースト 県「増加に対策が追いつかない」 13.6%…総務省が発表

 ゴールデンウィークで帰省している人も多いと思いますが、もし実家が空き家になったらどうするかについて、話し合ってみるのもいいかもしれません。総務省の調査で、鹿児島県の誰も住む予定のない家いわゆる「放置空き家率」は13.6%と全国ワーストとなりました。

 総務省が5年に一度行っている調査の結果が発表され、県内の空き家は18万4000戸で5年前と比べ1万7000戸増えました。空き家率は20.4%で全国で4番目の高さでした。このうち誰も住む予定のない家いわゆる「放置空き家」は12万2000戸で、住宅総数に占める割合は全国で最も高い13.6%でした。


 この結果について県建築課の住宅政策室 瀬戸 司 室長は「1人暮らしの高齢者が病院や施設に入る例などが考えられる」とし、「空き家の増加に行政の対策が追いついていないのが実情」と分析します。

 空き家の放置を防ぐため、各自治体で様々な取り組みが行われています。

 鹿児島市は人が住んでいない倒壊の恐れがある危険な空き家の解体費用を補助していて、5月7日から今年度の申請の受け付けを始めます。鹿児島市は今後も空き家に関する制度の周知を図るとともに2024年度も引き続き支援を行っていくとしています。

 3日からゴールデンウィーク後半です。

「もし実家が空き家になったら?」

 帰省などで家族で集まる機会がある人は話し合ってみるのもいいかもしれません。

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