【3.11の経験を活かして】物資の管理業務に宮城県庁職員<気仙沼市は支援物資受付>
12日午前、能登町に派遣される宮城県庁の総務部や企画部の職員4人の出発式が県庁で行われた。
総務省と全国知事会は能登半島地震で被災した自治体の支援パートナーを定め宮城県は能登町の支援を行っている。今回派遣される職員はあすから1週間全国から能登町に送られた支援物資を各避難所に振り分ける管理業務にあたる。
<職員は東日本大震災や東日本台風で災害対応を経験>
企画部総合政策課高橋賢一さん
「東日本大震災を経験してそれを乗り越えてきた立場だからこそ支援できるものがあるかと考えている被災者の方々の気持ちなどを考えながら作業にあたれれば」
能登町にはあさってにも避難所の運営と住宅被害調査の支援として職員が派遣される予定。
一方、気仙沼市では市民や企業・団体に対し能登町に届ける支援物資の協力を呼びかけている。
市民から受け付けるのはカップ麺や缶詰などの食料と飲料水。
企業・団体からは食料や飲料水のほか大人用おむつ生理用品、反射型ストーブ、ブルーシートなど。
気仙沼市 危機管理課 佐藤充浩 係長
「能登半島の皆さんも大変な思いをされていますのでぜひ被災地に寄り添った支援を 皆さんにお願いしたいと思います」
市民や企業・団体からの受け付けは14日午前9時から午後1時まで。気仙沼市の防災物資集積配送基地で行い、市の支援物資と合わせて能登町に送られる。