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「いつの時代も夏は暑かったんだろう」 明治から大正、昭和まで暑い夏をしのぎながら愛用されてきた貴重なうちわと扇子の展示会 鳥取県南部町

2024年9月13日 18:06
「いつの時代も夏は暑かったんだろう」 明治から大正、昭和まで暑い夏をしのぎながら愛用されてきた貴重なうちわと扇子の展示会 鳥取県南部町

山陰地方は、9月13日も残暑厳しい一日となりました。そんな中、この時期にふさわしい展示会が鳥取県南部町で開かれています。

この暑さを目で涼を感じる展示会が開かれているのは、鳥取県南部町の「祐生出会いの館」です。その展示物は、「うちわ」と「扇子」です。会場には、明治から昭和にかけて作られたさまざまな絵柄や形の184点が展示されています。

祐生出会いの館 中尾慶次郎 副館長
「今年の夏は特に暑いですから、このうちわを見て気持ちだけでも涼んでいただければと」

展示されているうちわと扇子。いずれも鳥取県南部町出身のコレクターとして知られる板祐生が収集したものです。展示されているものの中には、尾上菊五郎や中村吉右衛門など、歌舞伎役者が描かれた昭和初期のうちわもみられます。またかつて、出雲地方で手がけられた竹の骨組みを複雑に編んだ“出雲うちわ”や、明治時代皇太子が山陰道に訪れた際の記念スタンプを板祐生が押した扇子もー。

板祐生出会いの館 中尾慶次郎 副館長
「いつの時代も夏は暑かったんだろうなと思います。ですから、その暑さをどうしのいでいくのかという工夫が、このうちわに特にあらわれているように思います」

明治から大正、昭和まで。それぞれの時代の暑い夏をしのぎながら愛用されてきた貴重なうちわと扇子の展示会、鳥取県南部町の「板祐生出会いの館」で10月7日まで開かれています。

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