「あなたを逮捕するかを判断する…」警察官と信じ込ませ現金要求 30歳代男性が130万円被害
青森県内に居住する30歳代の男性が警察官を名乗る詐欺の電話で現金140万円をだまし取られる被害にあいました。
三沢警察署によりますと、今年1月23日男性のスマートフォンに愛知県警の警察官を名乗る女性から電話があり、
・あなた名義のPayPay銀行口座が犯罪に利用されている。
・事情聴取したいので、あなたのLINEIDを教えて下さい。
と言われ、男性がLINEIDを教えると、その後「(ワ)01852.18」というLINEアカウントからビデオ通話で着信がありました。
男性が着信に応答したところ、40歳くらいの男性から
・指定した銀行口座にあなたのお金を入金してもらうと、金融庁で識別番号がわかる。
・その番号を調べて、あなたを逮捕するかを判断する。
などと言われました。
ビデオ通話中に警察手帳のようなものを画面越しに見せられていて、男性は本物の警察官であると信用して指定された個人名義口座に、インターネットバンキングを利用して現金140万円を送金しました。
振込後、電話が切れたことを不信に思った男性が愛知県警察本部に電話をかけたところ、詐欺を指摘され被害に気付いたということです。
警察は警察官がLINEを使用して事情聴取するほか、現金の振込を指示したり金品の要求をすることはないとして、注意を呼びかけています。