刺身にできる鮮度で“上京” 多業種でつくる実行委員会が鮮魚を届ける新輸送方法に挑戦! 青森県八戸市
鮮魚をその日のうちに首都圏に届ける新幹線の試験輸送が始まりました。
試験輸送したのは若手の地元漁師や鮮魚店、さらに料理人たちでつくる「八戸水産価値向上実行委員会」です。
★定置網漁師 石井駿吾 実行委会長
「いい魚を早い時間に届けられるというのが実現していければいいなと」
八戸港に水揚げされたマゾイやホウボウなどを生き締めして鮮度を保ちました。
★えにし鮮魚店 店長 荒木田和洋 実行委副会長
「全く処理した魚と処理していない魚と全然違います」
においなどが漏れないよう二重にこん包し、「シン八戸」のラベルを貼り付けます。
★仲卸の大吉商店 大久保喜仁 実行委理事
「宅急便と違ってよけいに厳重だなと」
駅員に引き渡し、東京行きの新幹線に手際よく積み込みました。
トラック輸送では翌日配達ですが、新幹線を使うと3時間。
刺し身にもできる鮮度で届くとあって首都圏でも期待されています。
★東京で魚屋を営む 佐藤容紹 実行委理事
「いろいろな方から八戸にまた食べに来てもらえるというきっかけが八戸産というのが重要になると思っています」
今月13日にも試験輸送を行って、実用化に向けた課題を探ります。