凍み豆腐「凍らず」“大寒”なのに暖かい青森・酸ヶ湯 夜の冷え込みでうまみ増し「噛むと汁がじゅわっと…」 青森県青森市
今日は1年のうちで最も寒いころとされる「大寒」です。
青森市の酸ヶ湯温泉では寒さを生かした伝統の凍み豆腐作りが行われました。
凍み豆腐は木綿豆腐を八甲田の寒風に一晩さらし凍らせて作るもので、30年以上前から作られています。
今日は従業員や観光客たちが豆腐が入った容器およそ1,400丁に切り込みを入れたあと次々と干し場につるしました。
例年の寒さではすぐに凍り始めますが…。
★青森放送 小山内碧アナウンサー
「今日は気温が高くまだ凍っていません。ただ夜は冷え込むので今年もおいしい凍み豆腐ができあがるということです」
酸ヶ湯温泉の午前9時の気温は氷点下0.4℃。
平年より10℃近く高くなりました。
★青森放送 小山内碧アナウンサー
「では事前に用意していただいた凍み豆腐をさっそくいただきます」
「普通の豆腐と違って目が粗いので出汁をしっかりと吸い込んでいて、噛むと汁がじゅわっと出てきます大豆本来の風味と甘味もしっかりと感じられます」
★酸ヶ湯温泉 営業企画室 内本匡史さん
「非常に作業しやすい日だったと思います」
「豆の味がしっかりとする湯葉のような良い味なので、鍋物の脇役として使っていただいたりすき焼きのような味がしっかり染み込む料理で召し上がっていただきたいです」
凍み豆腐は1丁が税込み360円で、来月1日から酸ヶ湯温泉などで販売されます。