国の「ハーフライフル銃」規制強化の動きに対し知事が緊急で要望書提出 北海道
エゾシカやヒグマの駆除にも使われる「ハーフライフル銃」の所持に関して、国が銃刀法の改正をし規制強化を検討していることを受け、道では24日午前中、緊急で国に対し要望書を提出しました。
去年長野県で4人が殺害された事件では、ヒグマやエゾシカの駆除などに使われる「ハーフライフル銃」が凶器とみられていて、警察庁では「ハーフライフル銃」の規制を強化する銃刀法の改正を検討しています。
24日の会見で鈴木知事は、国の銃刀法改正の動きに対し「もっとも影響が大きい北海道の関係団体の意見を聞くことがない中での動きだったので、もっと声を聞いてから進めてほしかった」と苦言を呈しました。
道からの要望書に対して警察庁からは「地域の関係団体の意見も聞きながら鳥獣対策などに支障のないように適切に対応したい」との回答があり、道としては国の対応に一定の評価をしています。
鈴木知事は、今後の具体的な国の動きを注視しながら関係各所と協議を進めていきたいとしています。