最優先課題は「災害に強い農業の実現」 JAの山形県大会で今後3年間の方針採択
JAの山形県大会が20日、山形市で開かれ、今後3年間、県内JAグループ全体の最優先課題として「災害に強い農業の実現」などに取り組む方針が採択されました。
3年に1度開かれる大会には、県内各地のJAからおよそ800人が出席しました。主催したJA山形中央会の折原敬一会長は、コメの価格について「ようやく生産費用を反映した水準になった」とし、次のように続けました。
JA山形中央会折原敬一会長「他の品目を含めた農畜産物全体での適正な価格形成の実現に向けて引き続き県民の理解・共感の醸成にかかる取り組みも進めていかなければならない」
大会には、県選出の国会議員4人も来賓として出席し、来年度からの3年間に県内のJAグループ全体で取り組む課題などを議論しました。資材の価格高騰や激甚化する気象災害といった農業を取り巻く現状を踏まえ、最優先課題として「災害に強い農業の実現」や「農業・組織・経営を支える人材育成」などに取り組む方針が満場一致で採択されました。