雪の中に埋めて甘みを引き出す伝統の味 新庄市で「雪の下野菜」の掘り出し作業
収穫した野菜を雪に埋めて保存し甘みを引き出す「雪の下野菜」の掘り出し作業が16日、山形県新庄市で行われ、店頭での販売が始まりました。
「雪の下野菜」は収穫したキャベツや白菜などを雪の中に埋めて甘みを引き出す伝統の保存方法です。16日は「雪の下野菜」を生産する新庄市内の農家ら15人が集まり、12月25日に雪に埋めたおよそ400キロの野菜や果物をスコップを使って掘り出していきました。
ことしは暖冬の影響で野菜を埋めるための雪が少なく、16日の積雪は30センチと例年の半分ほどだということです。
ことしの「雪の下野菜」の出来は・・・
参加した人「甘い!えぐみがないです全然」
掘り出した「雪の下野菜」はすぐに隣接する「産直まゆの郷」に並べられました。
しんじょう産地直売所運営協議会 小野広美副会長「甘みが増してシャキシャキみずみずしくて味が違うと評判をいただいている。よりおいしい雪国ならではの味をみなさんにも味わってほしい」
「雪の下野菜」は今シーズン、新庄市内各地でおよそ8トン生産される見込みで、3月下旬まで産直まゆの郷で販売されるほか、市内の小学校で給食として提供される予定です。