同僚女性の手と太もも触る「相手に好意」“セクハラ職員” 懲戒処分 山梨・北杜市

同僚女性にセクハラ行為をしたとして男性職員が懲戒処分を受けた問題で北杜市は25日、男性職員が同僚の女性職員の手や太ももに触る行為を繰り返していたと明らかにしました。
北杜市の会見
「誠に申し訳ございませんでした」
この問題は2020年9月、当時、市建設部副主幹だった40代の男性職員が同僚の女性職員にセクハラ行為をしたもので、市は25日付で停職3か月の懲戒処分としました。
市によりますと、男性職員は道路点検に向かう公用車の車内で3日間、同僚の女性職員の手や太ももに触る行為を複数回、繰り返したということです。
女性職員は翌10月に市のハラスメント苦情相談窓口に相談。しかし、「男性職員に聞き取りをしないでほしい」という意向を示し、そのまま病気を理由に2年間の長期休暇に入ったため、市がそれ以上の対応をとることはなかったということです。
その後、去年3月に復職した女性職員から改めて相談を受け、市のハラスメント委員会が調査した結果、男性職員のセクハラ行為を認定したということです。
男性職員は市の聞き取りに「相手に好意を抱いていたため、気持ちのままに行動してしまった。取り返しのつかないことをしてしまい申し訳ない」と話し、3月末で退職する意向を示しているということです。
北杜市の大芝一総務部長は「このような不祥事が二度と起きないように職員への教育や指導を徹底する」とコメントしました。