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ウィンブルドン ポイント付与問題で選手から不満の声 「テニス界をつぶしたいのか」など

2022年5月25日 12:02
ウィンブルドン ポイント付与問題で選手から不満の声 「テニス界をつぶしたいのか」など
ランキングポイント問題で揺れるウィンブルドン(写真:アフロ)
テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権で、ロシアとベラルーシの選手が国籍を理由に出場できないことを受けて、ATPとWTAがウィンブルドンでランキングポイントを付与しないとした件で、多くの選手から不満の声があがっています。

全仏オープンの1回戦で敗れたブノワ・ペール選手は、会見場で「ウィンブルドンについて話したい。会見予定はなかったけど、自分から頼んだ」と明かし、続けました。

「ロシアとロシアの選手には気の毒だと思うが、彼らが事を起こしている。それなのにATPのほかの選手が代償を払うのはおかしい。メドベージェフが世界ランク1位になるなんて、おかしいよ。ATPは複数のトップ選手ではなく、すべての選手の利益を守るべき」また、女子シングルス世界ランク8位のカロリナ・プリスコバ選手は、「この決断は私にとってはとても厳しい。公平ではないし、間違った決断だと思う」と述べ、男子シングルス7位のアンドレイ・ルブレフ選手は「主催者はテニス界をつぶしたいのか」などと訴えました。

一方、ポイントが付与されない場合は、現在世界ランク2位でロシアのメドベージェフ選手は、ウィンブルドンに出場できなくても、ジョコビッチ選手を抜いて、1位に立つことになります。

これに対し、メドベージェフ選手は「僕は次の大会に向けて準備するだけ。ポイントがないなら、僕が1位になるのは、僕にはいいことだね。ポイントがあれば、1位にはなれないから悔しいと思うだろう。この決断は僕には変えられない。ATPとウィンブルドンの間の話だから」と話しています。
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