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【パ・リーグ最多本塁打】2リーグ制後初の3人同時受賞 ロッテのHR王は落合博満以来37年ぶり

2023年10月11日 6:00
【パ・リーグ最多本塁打】2リーグ制後初の3人同時受賞 ロッテのHR王は落合博満以来37年ぶり
パ・リーグ本塁打王は史上初の3人同時受賞
プロ野球、パ・リーグのレギュラーシーズン全日程が10日に終了し、各タイトルが確定。最多本塁打は26本で並んだロッテポランコ選手、楽天浅村栄斗選手、ソフトバンク近藤健介選手が受賞しました。

1950年の2リーグ制以降では、本塁打王の3人同時受賞は史上初めてとなります。

来日2年目、巨人から移籍加入したポランコ選手は今季125試合の出場で打率.242、75打点。7月16日の楽天戦で1試合3本の本塁打を放つと、8月23日のソフトバンク戦で再び1試合3発と後半戦で固め打ち。見事初のタイトルを獲得しました。球団の本塁打王は1986年の落合博満さん以来、37年ぶりとなりました。

20年以来2度目のタイトル獲得となった楽天・浅村選手は今季全143試合に出場し打率.274、78打点。開幕当初は不振に苦しみ、4月終了時点では打率.198、3本塁打と打撃低迷。それでも5月に7本塁打を記録し復調を見せると、7月にも9本塁打を放ちタイトルをたぐり寄せました。

浅村選手は「シーズン序盤のことを考えると、このタイトルを獲れるとは正直思っていませんでした。最多本塁打のタイトルを獲れたことは自信になりますが、優勝、3割、30本という今シーズンの目標は達成できなかったので、来シーズンはとにかく全試合に出場し、優勝したいです」とコメントしました。

ソフトバンク・近藤選手はこれまでの自己最多11本を大きく上回る26本のアーチをかけ、初の本塁打王に輝きました。シーズン最終戦を前にポランコ選手、浅村選手に1本差の25本でしたが、シーズン最終打席で26号ソロを放ち、トップに並びました。また近藤選手は打点王も獲得し、二冠に輝きました。

▽過去の本塁打王2人受賞
1957年 22本 青田昇(大洋)、佐藤孝夫(国鉄)
1959年 31本 桑田武(大洋)、森徹(中日)
1961年 29本 野村克也(南海)、中田昌宏(阪急)
1981年 44本 ソレイタ(日本ハム)、門田博光(南海)
1983年 36本 山本浩二(広島)、大島康徳(中日)
1984年 37本 掛布雅之(阪神)、宇野勝(中日)
2003年 40本 ラミレス(ヤクルト)、ウッズ(横浜)
2004年 45本 ローズ(巨人)、ウッズ(横浜)
2004年 44本 松中信彦(ダイエー)、セギノール(日本ハム)
2014年 34本 中村剛也(西武)、メヒア(西武)
2021年 39本 岡本和真(巨人)、村上宗隆(ヤクルト)

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