来年１月２日・３日に行われる第９８回箱根駅伝の出場チームを日本テレビアナウンサーが紹介します。今回は、「史上“最厚”」の選手層で２年ぶりの王座奪還を目指す青山学院大学を、佐藤義朗アナウンサーがお伝えします。

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今大会、２号車の実況を担当する日本テレビアナウンサーの佐藤義朗です。今大会の青山学院大学は、ずばり“史上最厚”チームです。“最高”ではなく、“最厚”という表現を使ったのには意味が…。なんと今大会のエントリーメンバー１６選手全員が、大学では一流ランナーの証（あか）しと言われている１万ｍ２８分台のベストタイムを持っています。これは箱根駅伝９８回の歴史の中でも初めてのこと。「誰が走っても区間上位で走る力はある」と原晋監督は言っていました。

エースの近藤幸太郎選手をはじめとした３年生が多くエントリーされている青山学院大学ですが、注目はキャプテンの飯田貴之選手（４年）です。

飯田選手は全日本大学駅伝でアンカーを務め、わずか８秒差で駒澤大学に敗れて涙をのみました。「駒澤のアンカーの花尾恭輔選手（２年）の背中は忘れられない。全日本の中継は悔しくて見返せていない」と言っていました。そのためひときわ、今大会に懸ける思いが強い飯田貴之選手です。

キャプテンが引っ張り、“史上最厚”チームをどのように箱根駅伝王者奪還へ導くのか。２年ぶりにフレッシュグリーンの風が箱根路に吹くかもしれません。青山学院大学、ぜひご注目ください。