×

「楽しむため、自分の力を試すために戻ってきた」スピードスケート押切美沙紀 3度目の五輪に挑む!

2022年2月3日 19:43
「楽しむため、自分の力を試すために戻ってきた」スピードスケート押切美沙紀 3度目の五輪に挑む!
3度目の五輪出場・押切美沙紀(写真:AFP/アフロ)
3日、スピードスケート女子5000mと女子団体パシュートで北京五輪代表に選出されている押切美沙紀選手が本番会場で公式練習を行いました。

練習では氷の感触を確かめ、「数日滑ってみて、私は比較的滑りやすいという感覚」だったと話します。

ソチ、平昌と過去2大会に出場してきた押切選手にとって、今大会は3大会連続となる大舞台です。2018年の平昌五輪以降、一時競技から離脱したことに触れ、「ここに立っている自分は(今までの自分と)違う状態でいるので、全く違う感覚だったり価値観で臨めるオリンピック」だと今大会を語ります。

競技に復帰して1年と数ヶ月で挑んだオリンピック最終選考会では、女子5000mで国内最高記録を出すなど、調子の良さがうかがえます。それでも、選考会は「思っていた以上」だったといい、1月はより5000mに特化したトレーニングを行ってきました。

また、押切選手は平昌五輪で金メダルを獲得して注目を浴びた女子団体パシュートでも代表に選出されています。強豪国との間には、「この4年間でもう差はない」としたうえで、日本については「一人ひとりのレベルは上がっているし、また同じチームで積み重ねているから、そういったところが私たちの強み」だと分析します。

一時競技離脱から3度目の五輪出場をつかみ取った押切選手。「私はやっぱりここに楽しむためだったり自分の力を試すために戻ってきた」そして「その原点に戻ってオリンピックも楽しむことを大切に取り組みたい」と五輪への思いを明かしました。

押切選手が出場するスピードスケート女子5000mは2月10日に、また女子団体パシュートは12日に準々決勝が行われる予定です。