◇プロ野球パ・リーグ 楽天6-1オリックス(5日、楽天モバイルパーク）

楽天の先発はドラフト1位ルーキーの荘司康誠投手。ここまで8試合先発も未勝利と結果に苦しんでいましたが、この日プロ初勝利を手にしました。

初回から150キロ超えの投球を連発。先頭打者の中川圭太選手を見逃し三振、続く宗佑磨選手を空振り三振で抑えると、紅林弘太郎選手をショートゴロに打ち取り、3者凡退。

2回には、杉本裕太郎選手とゴンザレス選手に二者連続ヒットを許すと、初めて得点圏への出塁を許しますが、緩急のあるピッチングで後続を抑えました。

その後もオリックス打線に得点を許さなかった荘司投手は、6回117球を投げ、被安打5、奪三振8で無失点の好投。

初勝利が決まった試合終了直後には笑顔を見せた荘司投手。ヒーローインタビューでは、本拠地楽天ファンから惜しみない拍手が送られました。

「お待たせしましたというか、本当にずっと勝てない期間続いてましたけど、その間変わらず素晴らしい応援をいただいていたので本当に感謝しています。本当に今日でこの勝てないところを終わらせるというか、そう意気込んで先週から準備してきたので、やるしかないという気持ちでした」

また初勝利のウイニングボールは、ずっと応援してくれている新潟の両親に渡すとのこと。「本当に感謝の気持ちと、お待たせしましたというか、これからもっともっとウイニングボール渡せるように頑張りますと伝えたいです」と、これから勝利を積み重ねていくことを誓っています。