×

史上初“3度目春夏連覇”へ大阪桐蔭が8強 先発・川原嗣貴が123球で二松学舎大付を完封

2022年8月17日 5:30
史上初“3度目春夏連覇”へ大阪桐蔭が8強 先発・川原嗣貴が123球で二松学舎大付を完封
完封勝利をあげた大阪桐蔭・川原嗣貴投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第104回全国高等学校野球選手権大会11日目(16日、甲子園球場) 3回戦  (大阪)大阪桐蔭4-0二松学舎大付(東東京)

史上初となる3度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭は、背番号1の先発・川原嗣貴投手が二松学舎大付を完封。ベスト8入りを決めました。

1回表、大阪桐蔭先発の川原投手は先頭打者を見逃し三振に抑えると、2番・藤岡良祐選手にヒットを許しますが、続く打者二人を連続三振。初回はすべて三振でアウトを奪います。

その裏、2回戦では大量19得点を奪い圧勝した大阪桐蔭打線がこの日も活躍。4番・丸山一喜選手のタイムリーヒットで先制。なおもチャンスに、打率.571(試合前)と絶好調の5番・海老根優大選手がレフトへのタイムリーを放ち、大阪桐蔭が初回から2点をあげました。

勢いに乗る大阪桐蔭は2回裏、1アウト満塁で3番・松尾汐恩選手の犠牲フライで1点を追加します。

さらに4回裏、1アウトから伊藤櫂人選手がレフトへのツーベースを放つと、レフトの守備がもたつくのを見逃さず3塁まで進みます。その後2アウトとなり3番・松尾選手の打席で、二松学舎大付・大矢青葉投手のワイルドピッチで4点目をあげます。

4点の援護を受けた大阪桐蔭先発の川原投手は、前の試合7得点の二松学舎大付打線を相手に、8回まで3塁を踏ませない投球を見せます。

しかし9回表、二松学舎大付先頭の代打・五十嵐将斗選手、続く3番・瀬谷大夢選手に連続ヒットを許しノーアウト1・2塁のピンチを背負います。

それでも続く4番・片井海斗選手をファーストライナーに抑えると、代打・小林幸男選手をピッチャーゴロに抑え2アウト。そして代打・渡部心太朗選手をセカンドゴロに打ち取りゲームセット。

川原投手は9回123球の熱投で被安打6、8奪三振、1四球で完封勝利。大阪桐蔭が準々決勝進出を決めました。

大阪桐蔭は18日の準々決勝では、山口の下関国際と対戦します。