世界2位アメリカにフルセット敗戦も 男子バレー”選手層の厚さ”を見せる
バレーボール男子日本代表(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◆FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023 プールB アメリカ3-2日本(8日、国立代々木競技場 第一体育館)
前日にスロベニアを下し、パリ五輪への出場権を手にしたバレーボール男子日本代表(世界ランク4位)。最終戦では、同じく五輪への出場を決めている強豪アメリカ(世界ランク2位)と対戦しました。
日本はキャプテンのOH(アウトサイドヒッター)石川祐希選手、OP(オポジット)西田有志選手、OH高橋藍選手、S(セッター)関田誠大選手、MB(ミドルブロッカー)小野寺太志選手、L(リベロ)山本智大選手、この予選をけん引してきた中心選手たちを起用せず。メンバーをがらりと代えて、試合に臨みます。
プールBを6戦全勝のアメリカ相手に第1セット、日本はケガで外れたMB高橋健太郎選手の代わりにこの日登録されたMBエバデダン ラリー選手がブロックで先取点。さらにOP宮浦健人選手が強烈なスパイクを決めるなど、序盤互角の展開を演じます。しかし中盤以降、アメリカの今大会チーム2位の得点を奪っているマシュー・アンダーソン選手のスパイクを決められるなどリードを許した日本。第1セットを日本は19-25で落とします。
第2セット、日本は粘り強くラリーを制しOH大塚達宣選手、宮浦選手のアタックを中心に得点。17-17から石川選手を投入すると流れは日本へ。同じく途中から入った関田選手のトスからスパイクを決める活躍。最後は大塚選手のサーブポイントで得点。25-22で日本が第2セットを奪い返します。
第3セットも序盤は接戦。その中で日本は、OH富田将馬選手のスパイクが決まり、徐々にリードを奪っていきます。さらにアメリカのミスに乗じてたたみ掛ける日本。最後はMB山内晶大選手のブロックで25-19。今大会初めて1試合で2セットを失ったアメリカ。日本が逆転に成功し、勝利まであと1セットに迫ります。
第4セットは序盤からアメリカのペース、日本はブロックに捕まるなど5連続得点を許します。それでもOH甲斐優斗選手の今大会初得点、さらにこの試合絶好調の宮浦選手の活躍で15-15の同点に追いつきます。さらにその後、甲斐選手のサーブなどでリードを奪いましたが、その後アメリカに逆転を許した日本。第4セットは23-25で落とした日本、最終戦の熱闘はフルセットまでもつれこみます。
第5セット、日本は宮浦選手にボールを集め得点。しかし5-5からアメリカに連続ブロックを許し失点。最後はフルセットの末、2-3(19-25、25-22、25-19、23-25、12-15)でアメリカに敗れた日本は5勝2敗の2位でフィニッシュ。敗戦もこの試合は控え選手たちがアメリカ相手に活躍。選手層の厚さとチームの底上げにつながる内容となりました。
【日本代表の今大会結果】
9月30日(土)○3-2 フィンランド
10月1日(日)●2-3 エジプト
10月3日(火)○3-0 チュニジア
10月4日(水)○3-0 トルコ
10月6日(金)○3-0 セルビア
10月7日(土)○3-0 スロベニア
10月8日(日)●2-3 アメリカ
前日にスロベニアを下し、パリ五輪への出場権を手にしたバレーボール男子日本代表(世界ランク4位)。最終戦では、同じく五輪への出場を決めている強豪アメリカ(世界ランク2位)と対戦しました。
日本はキャプテンのOH(アウトサイドヒッター)石川祐希選手、OP(オポジット)西田有志選手、OH高橋藍選手、S(セッター)関田誠大選手、MB(ミドルブロッカー)小野寺太志選手、L(リベロ)山本智大選手、この予選をけん引してきた中心選手たちを起用せず。メンバーをがらりと代えて、試合に臨みます。
プールBを6戦全勝のアメリカ相手に第1セット、日本はケガで外れたMB高橋健太郎選手の代わりにこの日登録されたMBエバデダン ラリー選手がブロックで先取点。さらにOP宮浦健人選手が強烈なスパイクを決めるなど、序盤互角の展開を演じます。しかし中盤以降、アメリカの今大会チーム2位の得点を奪っているマシュー・アンダーソン選手のスパイクを決められるなどリードを許した日本。第1セットを日本は19-25で落とします。
第2セット、日本は粘り強くラリーを制しOH大塚達宣選手、宮浦選手のアタックを中心に得点。17-17から石川選手を投入すると流れは日本へ。同じく途中から入った関田選手のトスからスパイクを決める活躍。最後は大塚選手のサーブポイントで得点。25-22で日本が第2セットを奪い返します。
第3セットも序盤は接戦。その中で日本は、OH富田将馬選手のスパイクが決まり、徐々にリードを奪っていきます。さらにアメリカのミスに乗じてたたみ掛ける日本。最後はMB山内晶大選手のブロックで25-19。今大会初めて1試合で2セットを失ったアメリカ。日本が逆転に成功し、勝利まであと1セットに迫ります。
第4セットは序盤からアメリカのペース、日本はブロックに捕まるなど5連続得点を許します。それでもOH甲斐優斗選手の今大会初得点、さらにこの試合絶好調の宮浦選手の活躍で15-15の同点に追いつきます。さらにその後、甲斐選手のサーブなどでリードを奪いましたが、その後アメリカに逆転を許した日本。第4セットは23-25で落とした日本、最終戦の熱闘はフルセットまでもつれこみます。
第5セット、日本は宮浦選手にボールを集め得点。しかし5-5からアメリカに連続ブロックを許し失点。最後はフルセットの末、2-3(19-25、25-22、25-19、23-25、12-15)でアメリカに敗れた日本は5勝2敗の2位でフィニッシュ。敗戦もこの試合は控え選手たちがアメリカ相手に活躍。選手層の厚さとチームの底上げにつながる内容となりました。
【日本代表の今大会結果】
9月30日(土)○3-2 フィンランド
10月1日(日)●2-3 エジプト
10月3日(火)○3-0 チュニジア
10月4日(水)○3-0 トルコ
10月6日(金)○3-0 セルビア
10月7日(土)○3-0 スロベニア
10月8日(日)●2-3 アメリカ
最終更新日:2023年10月8日 22:50