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坂本花織「ジュニアが上がってくる恐怖をすごく感じる。日本の未来は明るい」全日本フィギュアは“若手が躍進”

2022年12月25日 15:57
坂本花織「ジュニアが上がってくる恐怖をすごく感じる。日本の未来は明るい」全日本フィギュアは“若手が躍進”
島田麻央選手(左上)、中井亜美選手(右上)、千葉百音選手(左下)、吉田陽菜選手(右下)【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
2022年の全日本フィギュアスケート選手権女子シングルを2連覇したのは坂本花織選手。会見では、若手の躍進について触れました。

「今22歳になって、ジュニアが上がってくる恐怖をすごく感じている。ジュニアが育ち続けているというのは日本の未来は明るいなと思っています」

この大会1位坂本選手、2位に三原舞依選手とこれまでの実力者がしっかり結果を残す一方、3位以下はジュニア勢が上位を占めました。

3位には初出場の島田麻央選手。今季ジュニアグランプリファイナル優勝と勢いに乗る14歳はショートプログラムでは70点台の高得点。フリーでは着氷できなかったものの、4回転トウループとトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に果敢に挑戦する姿を見せました。

島田選手は「初めて今大会でシニアのうまい人たちと出て、自分はすべて追いつけてないなと思ったのと、これからもっともっと追いつけるように頑張りたいなと思いました」と更なる成長を誓っていました。

4位には14歳の中井亜美選手。フリーではトリプルアクセルを2本成功するなど高難度ジャンプを決めました。「練習で2本目のアクセルは全然成功しなかった。2本目は不安しかなくて挑戦するかしないかすごい迷ったけど、挑戦したい気持ちが強かった。五輪は憧れの選手がたくさん出ている。3年後長いようですぐ来てしまうかもしれませんけど、しっかり準備していきたい」と3年後の五輪を見据えています。

5位は17歳の千葉百音選手。ショートプログラムでは71.06とほぼミスのない演技で3位。「(フリーで)全日本の最終グループで滑らせてもらったのは、今までと比べものにならない緊張を経験できた。今後の試合に生かせるようにしていきたい」大舞台での経験を今後の糧にしていきます。

6位は17歳の吉田陽菜選手。ショートプログラムでは14位と出遅れるものの、フリーで躍動。3ルッツ+3トウループのコンビネーションジャンプを決めるなど、フリーでは3位と巻き返しました。「ショートプログラムでは自分の弱い部分が出てしまった。フリーでは最後まで強い気持ちで滑れたので、すごいうれしいし、スッキリしました。もっともっと伸びしろはたくさんあるので、少しずつ上に上がっていければと思います」と話しました。

今後の女子フィギュアスケート界、若手選手たちの更なる活躍に期待がかかります。

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