東京五輪銅メダル 空手・荒賀龍太郎が引退発表「最後は金メダルじゃなかったけど、日本中からおめでとうと」
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東京五輪の空手男子組手75キロ超級で銅メダルを獲得した荒賀龍太郎選手(31)が現役引退をSNSで発表しました。
笑顔で銅メダルを持っている写真と共に、「最後は金メダルじゃなかったけど、日本中からおめでとうと言っていただけた現役生活でした」と思いがつづられていました。
荒賀選手は16年の世界空手道選手権大会、さらに19年のKARATE1プレミアリーグ東京大会で金メダルを獲得するなど活躍。そして空手が新競技として採用された東京五輪では、目標としていた金メダルには届かなかったものの銅メダルを獲得し、日本の組手では唯一表彰台に登りました。
引退後の活動については、「現役選手としての荒賀龍太郎は幕を下ろしますが、一空手家として、そして次は指導者としてこれからも空手界の普及発展に貢献していきたいと思います。空手をもっと身近に感じてもらえるように、私も新しく何かを始めていければと模索中です」と、引退後も空手に関わっていくという思いを語りました。
そして後輩へ向けて、「世界に日本の空手は強いという姿をこれからも見せ続けてください。私の達成できなかった世界選手権団体戦金メダル。この大きな目標をあなた達に託します。そして子供達に夢や感動、希望を見せてくださいね!!何かあったら頼ってください」とエールを送りました。