◇プロ野球セ・リーグ 阪神3xー2ヤクルト(5日、甲子園球場)

今カードなんとか3連敗を避けたかった阪神は、山本泰寛選手が、サヨナラの押し出しを演出し、見事勝利を収めました。

矢野燿大監督は試合後に中継ぎ陣に寄せる信頼について語る一方、打撃面で課題もあると口にしました。

また、こどもの日にちなんで子どもたちへのメッセージを聞かれると、開幕9連敗や勝率1割台のことを念頭に置いていたのでしょうか、「うまくいかないこと、今シーズンは特に苦しんでますけど、それは失敗ではなく、成功の途中だと思って、それを成功に導けるように、一歩前に踏み出して」とメッセージを送りました。



▽以下、矢野燿大監督の試合後のインタビュー

――サヨナラ勝ちを収めましたね？

押し出しという形ですけど、今はどんな形でも勝ちたいですし、うれしいです。

――粘りに粘りましたね？

それは投手陣が粘ってくれたというところがきょうの勝ちにつながっていると思いますし、攻撃は、やっぱまだ課題が残っていますし・・・複雑ですけど、でもうれしいです。

――佐藤(輝明)選手にもタイムリーが出ましたね？

チャンスに中心バッターに回っても、タイムリー出ないという状況だったんで。いい当たりを正面つくとかね、多かったんで。そういうところでかえすバッティングこれからもしてほしいですね。

――島田(海吏)選手の素晴らしいプレー？

球際でしぶとくしっかり捕ってくれましたし、先頭バッターなんであれを捕ってくれたのは大きかったですね。

――中野拓夢選手もしっかり送りましたね？

そういう流れは作ってくれましたし、近本(光司)も複数安打が出るような感じになってきて、だいぶチームの形ができつつありますし、本当にどう1点取るか僕も含めて、しっかりやっていきたいと思います。

――ピッチャー陣も？

本当に頼もしくて浜地(真澄)、湯浅(京己)、ナベ(渡辺雄大)もそうですし、みんな向かっていく気持ちをすごく強く持って行ってくれているんで、自信を持って送り出しています

――こどもの日に勝ててよかったですね？

本当に、この2日間満員で来てもらっているのに、子どもたちにいい勝利を見せられていなくて、悔しい思いをしていたんで、派手なゲームではなかったですけど、こどもの日にこういう勝つ試合を見せられてホッとしますし、これからも、もっともっと見せたいと思います。

――子どもたちに一言？

僕たちもね、本当にうまくいかないこと、今シーズンは特に苦しんでますけど、みんなも勉強やスポーツ学校や友達関係、うまくいかないことありますけど、それは失敗ではなく、成功の途中だと思って、それを成功に導けるように一歩前に踏み出して、僕たちもそういう姿を見せていくんで、一緒に頑張っていきましょう。