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走り幅跳びでも「世界選手権に出たい」110mハードル日本記録保持者・泉谷駿介 “週1練習”も8mの圧巻ジャンプでV

2022年9月24日 23:50
走り幅跳びでも「世界選手権に出たい」110mハードル日本記録保持者・泉谷駿介 “週1練習”も8mの圧巻ジャンプでV
走り幅跳び決勝で優勝した泉谷駿介選手(中央)
◇第70回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会2日目(24日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

24日に行われた男子走り幅跳び決勝。

東京五輪6位入賞の橋岡優輝選手や、世界選手権代表の山川夏輝選手などトップ選手がそろうなか、前日の予選をトップ通過した、110mハードル日本記録保持者の泉谷駿介選手が、唯一となる8m台をマークし、初優勝に輝きました。

日本の陸上界におけるハードルの第一人者でありながら、走り幅跳びや三段跳びなどの跳躍種目も得意とする、"跳躍ハードラー"の泉谷選手。ハードルの踏み切りを強化するため、週1回ほどのペースで走り幅跳びの練習をしてきたといいます。

この日、1回目に大台となる8m00(+0.3)を跳び、トップに立つと、その後も、2回目に7m87、4回目7m97、5回目7m99と高いパフォーマンスで圧倒。それまでの自己ベスト(7m92)を更新し、優勝を決めました。

「やっと8m跳べてうれしい」

今大会、あえて本命種目のハードルではなく、走り幅跳びに挑んだのは「気分転換のため」だといい、「1種目にしぼっちゃうと、結構気持ち的にも疲れちゃったりする。幅跳びは(気持ちの)逃げ道というか、気持ち的に楽になる」と理由を明かしました。

今年7月の世界選手権110mハードルで準決勝進出も、世界のトップ選手との差を感じ、「気持ち的にも落ち込んだ」という泉谷選手。それでも、その後のヨーロッパ遠征で13秒26の好タイムをマークし、来年の世界選手権の参加標準記録を突破。

少し自信がついたという泉谷選手は、「冬季シーズンは踏ん張るのみ。スプリント力や基礎体力の向上を目標に、もう一段階頑張れたら」と日本勢初となる、世界選手権での決勝進出を目標に、前を見据えました。

さらに走り幅跳びでも、「橋岡さんの背中を追っていけたら」とした上で、「世界選手権に出場したい、2種目出たい」と大きな目標を語りました。

◇男子走り幅跳び結果
1位 泉谷駿介 8m00(+0.3)
2位 橋岡優輝 7m95(+0.5)
3位 山川夏輝 7m71(+1.0)

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