【体操】岡慎之助の3冠決めたタイブレークルールを解説 銅メダルは同率? 順位が分かれる/分かれないケースとは
種目別鉄棒メダリスト(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
■同点で順位が分かれる場合と分かれない場合
FIG(国際体操連盟)が公開している競技規則では、得点が並んだ際に優劣をつけるためのルールが示されています。
種目別決勝において、得点が並んだ場合、
①Eスコアが高い選手
②Dスコアが高い選手
の順で優先され、それでも並ぶ場合は同順位とする、と記載されています。
岡選手
Dスコア:5.9
Eスコア:8.633
合計:14.533
バラハス選手
Dスコア:6.6
Eスコア:7.933
合計14.533
上記のスコアでは岡選手のEスコアが上回り、得点で並びながらも上位になったということです。
また銅メダルでは台湾の唐嘉鴻選手と、中国の張博恒選手が13.966で並びましたが、2人のスコアはともに
Dスコア:6.5
Eスコア:7.466
のため、タイブレークルールに則り同順位となったわけです。