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【ジャイアンツカップ】1回戦は順延で16日 全国の頂点を決める戦いの注目選手紹介

2023年8月15日 11:30
【ジャイアンツカップ】1回戦は順延で16日 全国の頂点を決める戦いの注目選手紹介
千葉西リトルシニアの選手たち(14日・開会式の会場・東京ドームで)
第17回全日本中学野球選手権大会「ジャイアンツカップ」は台風による悪天候を考慮し試合は順延。16日に1回戦が行われます。いよいよ全国1615チームの厳しい予選を勝ち上がった32チームが、中学硬式野球日本一の座をかけて戦います。
今大会注目は、昨年の優勝チーム・取手リトルシニア(茨城県)の投手・朝来友翔(あさきゆうと 3年)選手です。身長189㎝から繰り出すストレートは140キロ台をマーク。4月のリトルシニア全国選抜の決勝では、完封でチームを優勝に導き、最優秀選手にも輝きました。

朝来選手は、東京ドームのマウンドも経験しています。昨年のジャイアンツカップ決勝。ピンチの場面で2番手投手として登板し、3回3分の1を1安打無失点に抑え、見事勝利投手となりチームを日本一に導きました。14日、開会式のために訪れた東京ドームで「またドームで投げたいです。2連覇が目標です」と力強く語りました。

今年7月にはリトルシニアの侍ジャパンであるMCYSA全米選手権代表にも選出され、海外遠征を経験。「海外の選手は、身長が僕より高いのに体が細い。それなのにパワーがあることに驚きました」と感想を語りました。この夏、さらに成長した朝来選手の投球に注目です。

長身のピッチャーでもう一人注目なのが、千葉西リトルシニアの菰田陽生(こもだはるき 3年)選手です。身長193㎝、体重95㎏の体格から繰り出す角度のあるストレートが武器。陸上部にも所属している菰田選手は、短距離の選手として、校内トップクラスの走力を持ち合わせています。「野球でのスピード力をつけるために陸上部に所属しています」と語る菰田選手の憧れは大谷翔平選手。野球と陸上との二刀流で、「東京ドームで試合をすること」を目標に今大会に挑みます。

ほかにも、ジャイアンツカップで過去に2度優勝している世田谷西リトルシニア(東京都)のエース・安藤丈二(あんどうじょうじ 3年)選手にも注目です。変化球を巧みに操るピッチングで、数々の大会のベストナインに選出されています。

森野将彦さん(現中日打撃コーチ)・小池正晃さん(現DeNA外野守備走塁コーチ)・渡部健人選手(西武)ら、プロ野球選手を数多く輩出している中本牧リトルシニア(神奈川県)の柱、若杉一惺(わかすぎひとせ 3年)選手や、東練馬リトルシニア(東京都)の頼れる4番バッター・古畑雄大(ふるはたゆうだい 3年)選手など、ほかにも日本野球界の金の卵たちが多く出場しています。

なお台風接近に伴う悪天候を考慮し、試合日程は順延となりました。1回戦が16日に関東圏内の各会場で行われます。

8月19日(土)準決勝2試合(江戸川区球場)、21日(月)決勝(東京ドーム)の模様は、CS日テレジータスで生中継、ジャイアンツTV・読売オンラインでも生配信します。