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「メダルが取れてよかった」パラアルペンスキー森井大輝 超難関コースで5大会連続のメダル

2022年3月5日 19:59
「メダルが取れてよかった」パラアルペンスキー森井大輝 超難関コースで5大会連続のメダル
アルペン男子滑降(座位)で銅メダルを獲得した森井大輝選手 (写真:ロイター/アフロ)
◇北京パラリンピック・大会2日目 アルペンスキー男子滑降 座位(国家アルペンスキーセンター)

北京パラリンピックの大会2日目、アルペンスキー男子滑降の座って滑るクラスに出場した森井大輝選手(41)が銅メダルを獲得しました。

アルペンスキーは、極限のスピードと高度なテクニックが求められる、冬大会の花形競技。

森井選手の出場した座位のクラスは、車いすにスキー板を装着した「チェアスキー」を使用。障害の程度に応じた係数をかけたタイムで争います。時には、時速100キロを超える速度で雪面を滑り降りることも。

今回のコースは、標高差645メートル、長さ約2キロの急斜面を一気に滑り降りるという超難関コース。転倒が続出し、出場した25人中14人しか最後まで滑り切れないという波乱の展開となりました。

そんな中、6大会連続のパラリンピック出場となった森井選手は、"雪煙"がほとんど上がらない、優れたターン技術を披露し、銅メダルを獲得。これで5大会連続でのメダル獲得となりました。

レース後「ホッとしている、重圧から解き放たれた」と話した森井選手。「今までもパラリンピックには出ているが、そのなかでも1番難しいコース。その中でこういう成績を残すことができてうれしく思っている。スタート台に立った時に『参ったな』と思うくらい難しいコースだったので、いまは少しホッとしている」と心境を明かしました。

5大会連続でのメダル獲得については「すごくうれしく思っている。ただ僕の目指しているところ(金メダル)は、もう2つ順位を上げなければいけないので、そこに向けて残りの種目全種目フルスイングで頑張りたい」と、力強く次の目標を語りました。

森井選手は今後4種目に出場する予定で、悲願の金メダル獲得を目指します。

▽以下、日本選手の結果
アルペン男子滑降(座位)
3位 森井大輝 1:18.29
7位 狩野 亮 1:20.58
8位 鈴木猛史 1:22.84
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