柔道リオ五輪代表選手が会見
柔道のリオデジャネイロオリンピック代表が決まり、男女各6階級の12人が4日、都内で会見を行った。
3日の選抜体重別選手権。浅見八瑠奈選手と近藤亜美選手の一騎打ちと言われた注目の女子48キロ級は、浅見選手がまさかの1回戦負け。見事、優勝を果たした近藤選手が初めてリオの切符を手にした。
近藤選手(20)「伝統ある48キロ級で五輪に挑戦できることを誇りに思います。自分らしい勢いのある柔道をして金メダル目指して頑張ります。私は最年少なので、勢いのある元気のいい自分らしく畳の上で跳ねるような柔道がしたいと思います」
そして女子57キロ級は、オリンピック2連覇を狙う松本薫選手を選出。3日の準決勝では試合中、審判から「待て」の声がかかったと思い力を抜いたという松本選手。その隙を突かれ敗れたが、これまでの実績が評価されての選出となった。
松本選手(28)「1日たって結果がきちんと分かったのであの失敗はやっぱり私の間違いであり、改めてああいう間違いはしないように心を引き締めないといけないなと思っています。(リオ五輪では)野獣ではなく『知性を持った野獣』で戦いたいと思います」
その他、女子では52キロ級を制した中村美里選手が今回、男女を通じて最多となる3大会連続の代表入り。
中村選手(26)「この4年間は手術やリハビリなどしてすごく成長した4年間。(リオ五輪が)3度目になるので3度目の正直の金メダルを取ってきたい」
一方、男子では66キロ級でロンドン銅メダリストの海老沼匡選手が初出場が並ぶ男子で唯一、2度目のオリンピック代表を決めている。
海老沼選手(26)「ロンドン五輪では(銅メダルで)悔しい思いをしたので五輪での借りは五輪でしか返せないと思っているので、しっかりと結果を出してこの4年間が無駄ではなかったことを証明したい」
■女子代表
48キロ級:近藤亜美
52キロ級:中村美里
57キロ級:松本薫
63キロ級:田代未来
70キロ級:田知本遥
78キロ級:梅木真美
■男子代表
60キロ級:高藤直寿
66キロ級:海老沼匡
73キロ級:大野将平
81キロ級:永瀬貴規
90キロ級:ベイカー茉秋
100キロ級:羽賀龍之介