【センバツ】初日は全試合が接戦 開幕戦は八戸学院光星が延長戦制す 初出場の熊本国府は劇的サヨナラ勝ち
八戸学院光星(青森)5-3関東第一(東京)
今大会屈指の左腕・洗平比呂投手擁する八戸学院光星は、1点を追う9回、1アウト2塁3塁のチャンスを作ると、ライトへの犠牲フライで同点に追いつきます。
試合は、タイブレークの延長戦に突入しましたが、八戸学院光星は11回、1アウト2塁3塁から今大会初打席の萩原涼太選手がライト前ヒットを放ち勝ち越しに成功。その後、さらに2点を追加するなどし、5対3で関東第一を破りました。
星稜(石川)4-2田辺(和歌山/21世紀枠)
第2試合は、昨秋の明治神宮大会覇者の星稜が21世紀枠で76年ぶりに出場した田辺と対戦しました。
星稜が先行し、田辺が追いつくという展開でしたが、2対2の同点で迎えた9回、星稜は1アウト2、3塁のチャンスを作ると、代打・東汰生選手がライトへ2点タイムリーヒットを放ち勝ち越しに成功します。
9回裏には、1アウト2、3塁のピンチを迎えますが、ここを無失点で抑えた星稜。76年ぶり出場の田辺を4対2で破り2回戦進出を決めました。
熊本国府(熊本)2×ー1近江(滋賀)
近江と対戦した初出場の熊本国府は、3回、2アウトから、近江の森島海良選手に二塁打を打たれピンチを迎えます。続く岡本一倖選手にライトへタイムリーヒットを打たれ先制点を許します。
それでも、その裏、熊本国府は、1アウト2塁のチャンスを作ると3番内田海選手が左中間を抜けるタイムリーツーベースヒットを放ち同点に追いつきます。その後、両チーム得点を奪えず試合はこの日、2試合目の延長戦に突入します。
そして10回裏、1アウト満塁のチャンスを作ると、打席には5番、岡本悠生選手。その3球目でした。なんと相手投手がワイルドピッチをし3塁ランナーが生還。初出場の熊本国府がサヨナラ勝ちで、甲子園初勝利を飾りました。