「僕が箱根駅伝でエースになる」青学大・鶴川正也が関東インカレ2部5000m2年連続日本勢トップ
男子2部5000mで倒れ込みながらゴールする青学大の鶴川正也選手(右)
第102回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が14日、相模原ギオンスタジアムで開かれ、男子2部5000mでは青山学院大学3年の鶴川正也選手が13分54秒86で日本選手1位(全体3位)に入りました。
鶴川選手がこの種目で日本勢トップになるのは、2年連続です。
レースは留学生を先頭にスローペースで進み、1000m2分58秒、3000mは8分34秒で通過。そこから、創価大1年のスティーブン・ムチーニ選手がペースを上げます。すると、集団の5番手あたりにいた鶴川選手がピタリと先頭をマーク。続いて駒澤大学4年の安原太陽選手や東京農業大学1年の前田和摩選手らが追う展開となりました。
3000mから4000mは2分43秒。鶴川選手は2番手をキープしたまま、残り1周の鐘が鳴ります。ラストの駆け引きでも互いにけん制しあう中、残り250mで城西大学2年のヴィクター・キムタイ選手が猛烈なスパート。鶴川選手もギアを変え、必死に追いすがったものの振り切られ、最後は倒れ込みながら3位でフィニッシュしました。
レース後、鶴川選手は「スローな展開や中盤以降のペースアップは想定通り。ラスト100mでスパートを爆発させて勝つつもりだった」とした上で、「相手のスピードが上でした」と振り返りました。留学生に勝つ意識でレースに挑んでおり、「ラスト20mあたりで後ろを見てしまったのがいけなかった」と、0.01秒差の3位という結果に悔しさをにじませました。
鶴川選手は、熊本・九州学院高3年時の全国高校駅伝で1区(10㎞)区間賞。期待されて青学大に入学しましたが、ケガなどの理由で、箱根駅伝にはまだ出場していない "未完の大器"です。しかし、関東インカレで2年連続日本勢トップ。「僕が青学大のエースになる」と堂々と宣言しました。
「箱根駅伝で『鶴川が走れば勝てるだろう』と思われるように、練習を積んでいきたい。箱根駅伝はあと2回チャンスがある。任された区間で絶対区間賞を取りたい。留学生や、他大のエースに負けない」と意欲を示しました。
今シーズンの青学大は、4年生に甘えるのではなく、下級生でもチームを引っ張ろうという気持ちを大事にしています。「駅伝はチーム全員で戦うスポーツ。みんなが率先して行動し、『俺たちもやらなきゃ』というチーム作りを目指しています」と鶴川選手は話しました。その中で、「自分がエースになる」という強い自覚を持つ鶴川選手。箱根駅伝で活躍するために、「効率のいい走り、力を抜いて長い距離に対応できるようなフォームや体づくりを心掛けたい」と課題を上げました。
高いポテンシャルを持つ鶴川選手。そのポテンシャルに「エースになる」という自覚が融合し、箱根駅伝での活躍が期待されます。
鶴川選手がこの種目で日本勢トップになるのは、2年連続です。
レースは留学生を先頭にスローペースで進み、1000m2分58秒、3000mは8分34秒で通過。そこから、創価大1年のスティーブン・ムチーニ選手がペースを上げます。すると、集団の5番手あたりにいた鶴川選手がピタリと先頭をマーク。続いて駒澤大学4年の安原太陽選手や東京農業大学1年の前田和摩選手らが追う展開となりました。
3000mから4000mは2分43秒。鶴川選手は2番手をキープしたまま、残り1周の鐘が鳴ります。ラストの駆け引きでも互いにけん制しあう中、残り250mで城西大学2年のヴィクター・キムタイ選手が猛烈なスパート。鶴川選手もギアを変え、必死に追いすがったものの振り切られ、最後は倒れ込みながら3位でフィニッシュしました。
レース後、鶴川選手は「スローな展開や中盤以降のペースアップは想定通り。ラスト100mでスパートを爆発させて勝つつもりだった」とした上で、「相手のスピードが上でした」と振り返りました。留学生に勝つ意識でレースに挑んでおり、「ラスト20mあたりで後ろを見てしまったのがいけなかった」と、0.01秒差の3位という結果に悔しさをにじませました。
鶴川選手は、熊本・九州学院高3年時の全国高校駅伝で1区(10㎞)区間賞。期待されて青学大に入学しましたが、ケガなどの理由で、箱根駅伝にはまだ出場していない "未完の大器"です。しかし、関東インカレで2年連続日本勢トップ。「僕が青学大のエースになる」と堂々と宣言しました。
「箱根駅伝で『鶴川が走れば勝てるだろう』と思われるように、練習を積んでいきたい。箱根駅伝はあと2回チャンスがある。任された区間で絶対区間賞を取りたい。留学生や、他大のエースに負けない」と意欲を示しました。
今シーズンの青学大は、4年生に甘えるのではなく、下級生でもチームを引っ張ろうという気持ちを大事にしています。「駅伝はチーム全員で戦うスポーツ。みんなが率先して行動し、『俺たちもやらなきゃ』というチーム作りを目指しています」と鶴川選手は話しました。その中で、「自分がエースになる」という強い自覚を持つ鶴川選手。箱根駅伝で活躍するために、「効率のいい走り、力を抜いて長い距離に対応できるようなフォームや体づくりを心掛けたい」と課題を上げました。
高いポテンシャルを持つ鶴川選手。そのポテンシャルに「エースになる」という自覚が融合し、箱根駅伝での活躍が期待されます。