NFLプレーオフで49ersの“重要ではない男”が大仕事!
ワイルドカードプレーオフで大活躍した49ersのブロック・パーディー選手
NFLは9月から18週にわたって行われたレギュラーシーズンが終了。日本時間の今月15日から負けたら終わりのポストシーズンが始まり、来月13日に行われるスーパーボウルへの出場権をかけてより熱い戦いが繰り広げられます。
プレーオフ初日に行われた2試合のカードは、NFCが第2シードのサンフランシスコ・49ers対第7シードのシアトル・シーホークス、AFCが第4シードのジャクソンビル・ジャガーズ対第5シードのロサンゼルス・チャージャーズ。
49ersは、新人クオーターバック(QB)ブロック・パーディー選手が3タッチダウンを挙げる活躍を見せて41対23で快勝してディビジョナルプレーオフへ駒を進めました。
もう“重要ではない男”とは呼ばせない。NFLでは、ドラフト最下位で指名された選手を“Mr.Irrevant”と呼びます。Irrevantとは、『無意味な、見当違いの、重要ではない』という意味の単語です。2022年のNFLドラフトで全体262位の最後尾で49ersから指名されたパーディー選手は、当初は文字通り“重要ではない”選手でした。しかし、先発QBの2人が戦線離脱した第13週から先発を任されると、そこから無傷の6連勝を飾りチームの連勝を10に伸ばしました。
そして迎えたワイルドカードプレーオフ。パーディー選手は前半こそ初舞台の緊張からか周囲との呼吸がうまく合わない場面も見られ、本来の出来とは程遠いものでした。しかし後半に入ると、徐々にリズムをつかんだ“Mr.Irrevant”は、第3クオーター中盤にゴール前1ヤードの場面で自ら頭から突っ込む気迫のダイブで逆転のタッチダウンをマーク。さらに、6点リードで迎えた最終クオーターには2つのタッチダウンパスをヒットして勝負を決定づけました。シーズン前はチームにとってまったく重要ではなかった23歳は、今や快進撃を続けるチームにとって重要な男へと変貌しました。
一方、AFCの一戦は、ジャガーズが奇跡的な逆転劇を演じて次のラウンドへ勝ち上がりました。ジャガーズのQBトレバー・ローレンス選手は、前半だけで4つのインターセプトを献上するまさかの大乱調。チームも一時は最大27点差をつけられます。しかし、2年前のドラフト全体1位で指名された長髪の司令塔は、前半終了間際にタッチダウンを返して反撃の狼煙(のろし)を上げると、後半に入ってもタッチダウンを量産。第4クオーターにはこの日、自身4本目のタッチダウンパスをヒット。さらに2点コンバージョンでは頭から突っ込む闘志むき出しのスピリットを見せてチームを鼓舞します。そして2点を追う試合残り約3分からの逆転をかけた攻撃では慌てずに攻撃陣を指揮して、決勝フィールドゴールにつなげました。
31対30で劇的勝利を飾ったジャガーズは、前半だけで5度のターンオーバーを犯しました。これまでポストシーズンで1試合5回以上のターンオーバーを記録したチームは0勝26敗でしたが、ジャガーズがそのジンクスに終止符を打ちました。
プレーオフ初日に行われた2試合のカードは、NFCが第2シードのサンフランシスコ・49ers対第7シードのシアトル・シーホークス、AFCが第4シードのジャクソンビル・ジャガーズ対第5シードのロサンゼルス・チャージャーズ。
49ersは、新人クオーターバック(QB)ブロック・パーディー選手が3タッチダウンを挙げる活躍を見せて41対23で快勝してディビジョナルプレーオフへ駒を進めました。
もう“重要ではない男”とは呼ばせない。NFLでは、ドラフト最下位で指名された選手を“Mr.Irrevant”と呼びます。Irrevantとは、『無意味な、見当違いの、重要ではない』という意味の単語です。2022年のNFLドラフトで全体262位の最後尾で49ersから指名されたパーディー選手は、当初は文字通り“重要ではない”選手でした。しかし、先発QBの2人が戦線離脱した第13週から先発を任されると、そこから無傷の6連勝を飾りチームの連勝を10に伸ばしました。
そして迎えたワイルドカードプレーオフ。パーディー選手は前半こそ初舞台の緊張からか周囲との呼吸がうまく合わない場面も見られ、本来の出来とは程遠いものでした。しかし後半に入ると、徐々にリズムをつかんだ“Mr.Irrevant”は、第3クオーター中盤にゴール前1ヤードの場面で自ら頭から突っ込む気迫のダイブで逆転のタッチダウンをマーク。さらに、6点リードで迎えた最終クオーターには2つのタッチダウンパスをヒットして勝負を決定づけました。シーズン前はチームにとってまったく重要ではなかった23歳は、今や快進撃を続けるチームにとって重要な男へと変貌しました。
一方、AFCの一戦は、ジャガーズが奇跡的な逆転劇を演じて次のラウンドへ勝ち上がりました。ジャガーズのQBトレバー・ローレンス選手は、前半だけで4つのインターセプトを献上するまさかの大乱調。チームも一時は最大27点差をつけられます。しかし、2年前のドラフト全体1位で指名された長髪の司令塔は、前半終了間際にタッチダウンを返して反撃の狼煙(のろし)を上げると、後半に入ってもタッチダウンを量産。第4クオーターにはこの日、自身4本目のタッチダウンパスをヒット。さらに2点コンバージョンでは頭から突っ込む闘志むき出しのスピリットを見せてチームを鼓舞します。そして2点を追う試合残り約3分からの逆転をかけた攻撃では慌てずに攻撃陣を指揮して、決勝フィールドゴールにつなげました。
31対30で劇的勝利を飾ったジャガーズは、前半だけで5度のターンオーバーを犯しました。これまでポストシーズンで1試合5回以上のターンオーバーを記録したチームは0勝26敗でしたが、ジャガーズがそのジンクスに終止符を打ちました。