◇ラグビー 2022年夏シーズン ナショナル・デベロップメント・スコッド合宿（4日、大分県別府市）

大分県別府市を拠点に合宿を行っているナショナル・デベロップメント・スコッド（以下NDS）が練習を公開しました。

同時に宮崎県で合宿を行う日本代表のいわゆる「2軍」にあたるNDS。メンバーには新人賞に輝いた根塚洸雅選手やプレーオフでも躍進した竹山晃暉選手といった若手のほか、田村優選手、ラファエレ選手など2019年ラグビーW杯でも活躍した選手たちも参加しています。

根塚選手は「立川理道選手、田村選手といったレジェンドから教えてもらいながらできている。先輩方、代表をやっていた方からどれだけ色々なことを聞けるか、そこがNDSでの一番の学びになる。どんどん話しかけていきたい。まだ代表チームがやりたいことを理解しきっていないので、NDSではそこを学び、世界で通用するための準備をしたい」と語りました。

また「田村選手と同じグラウンドでプレーできることはいちラグビー選手、ファンとしてうれしい。自分からしたらテレビの中の人ですから」と話しました。

NDSの堀川隆延ヘッドコーチは「代表が何をやろうとしているのかNDSの選手にも落とし込むことが大切。その上で選手たちのポテンシャルを最大化したい。一人でも多くのNDS選手を代表チームに送り出すことが使命」とNDSの活動の目的を強調しました。

また根塚選手に関して「なるほど、結果を出す人間なんだなと、今回初めて彼と接して思いました。準備も姿勢も、素直である点も、素晴らしいプレーをする理由が改めてわかりました」と明かしました。

NDSのメンバーは11日にトンガ選抜との1戦、18日にウルグアイ代表戦が控えており、代表入りへのアピールが期待されます。