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誇りをかけたシーズン最終戦を前に準決勝の激闘をプレーバック

2022年5月28日 8:00
誇りをかけたシーズン最終戦を前に準決勝の激闘をプレーバック
【3位決定戦】BL東京×東京ベイ 両チームがみせた準決勝の激闘(上・写真:SportsPressJP/アフロ 下・写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

28日(土)にジャパンラグビーリーグワンのプレーオフ3位決定戦が、秩父宮ラグビー場にて開催されます。東芝ブレイブルーパス東京とクボタスピアーズ船橋・東京ベイの一戦。

試合を前に、3位決定戦に挑む両チームの準決勝の模様を振り返ります。

【東芝ブレイブルーパス東京】

5月21日(土)、東大阪市花園ラグビー場で行われたプレーオフ準決勝。東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)と東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)の一戦。試合は目が離せない熱戦となりました。

先制点は日本代表候補に初選出され、リーグ戦キック成功率87%を誇るBL東京のスタンドオフ中尾隼太選手のペナルティゴールでした。

その直後の前半24分、東京SGの尾崎晟也選手にインターセプトされ逆転トライを奪われるも、前半27分には、BL東京のジェイコブ・ピアス選手が逆転トライ。両チーム譲らない展開が続き、17対17の同点で前半を終えます。

後半5分、BL東京・共同主将の小川高廣選手が、この試合2つ目のトライを決め勝ち越し。

試合の流れはBL東京に傾きつつあったものの、後半19分に日本代表副キャプテンの東京SG・中村亮土選手がトライ。さらに、ニュージーランド代表のダミアン・マッケンジー選手がコンバージョンゴールを決めて、東京SGにリードを奪われます。

試合終盤、BL東京はチャンスを作るも得点ならず24対30で試合終了。東京SGが決勝進出、BL東京は3位決定戦に回りました。

試合後、小川選手は「感覚的には、リードして前半を終えたかった。もう一歩引き離すことができなかったなと、波に乗れないな、という感覚がありました」と語りました。

【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

5月22日(日)、秩父宮ラグビー場で行われたプレーオフ準決勝。埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉)とクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、東京ベイ)の一戦。

前半7分、埼玉の山沢拓也選手がトライを奪い先制。反撃を狙う東京ベイはスクラムで誘発した反則から、オーストラリア代表のバーナード・フォーリー選手がペナルティゴールを決め、点差を縮めます。

前半終了間近、埼玉のゴールライン付近でチャンスを迎えた東京ベイは、逆転トライを狙い連続攻撃を仕掛けますが、日本代表候補の埼玉・竹山晃暉選手にインターセプトされ、約90mの距離を独走しトライ。東京ベイは3対14とリードを許して前半を終えます。

後半も埼玉の勢いは止まらず、途中出場の堀江翔太選手にトライを奪われるなど、点差が開きます。

東京ベイはペナルティゴールによる3点しか奪えていない中、後半42分、ゴール前のペナルティから東京ベイのオペティ・ヘル選手が執念のトライを奪い試合終了。24対10で勝利した埼玉が決勝進出、東京ベイは3位決定戦に回りました。

試合後、東京ベイのウイング・根塚洸雅選手は「この負けを引っ張らずに、次の試合にフォーカスして自分たちの強みを見せていければなと思います」と次戦への意気込みを口にしました。

両チームともに準決勝の熱戦を経て、迎える3位決定戦。5月28日(土)正午キックオフです。