MLB・タイガースの前田健太投手が、日本時間23日のチームのオープン戦初戦に先発登板しました。

ホームでのフィリーズ戦に先発した前田投手。オープン戦初戦での先発登板はメジャー移籍後初めてでした。

初回から先頭バッターを3球三振に仕留めると、2イニングで4つの三振を奪いながら、30球無安打無失点と完璧な投球を披露。

「内容と結果を自分の中で求めながら、スプリングトレーニング初日からやってきたので、それを初登板でしっかり出せたというのは、自分の中では納得のいく登板になったので、いい初登板になったかなと思います」

この日ストレートの球速が93.7マイル(約150.8キロ)を記録。投球の仕上がりに「フォーシームでしっかりファールが取れていたりとか、スピードもしっかり出ていましたし、 変化球に関してもいい感覚で投げることができていたので、バッターの反応とか結果とかもすごく良かったので、今年はしっかりオフシーズンからやってきたものが出せたかなと思います」と手応えを明かしました。

2021年9月に右肘じん帯の再建手術を受けた前田投手。復帰した2023年は6勝、昨季は3勝にとどまりました。

“勝負の年”と意気込みキャンプインした36歳右腕は、「もうすごい心が晴れました。正直不安があったのでなかなか戻らなかったりとか、シーズン始めは悪くて夏場が良くなってきたりとかずっと繰り返していたので、ちょっとフォームの崩れとか色々ありましたけど、やっとここに来て気持ちよく投げることができて、 いろんな問題が解決したなというのを感じているので、今はすごく良い方向に向かっているなと思います」と晴れやかな気持ちを明かしています。