ボクシング4団体世界バンタム級統一王者の王座を13日に返上し、1階級上のスーパーバンタム級に転向を表明した井上尚弥選手(29)。その注目される次なる試合について、アメリカのスポーツメディア、ESPNが報じました。

その内容は井上選手とWBC、WBOスーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン選手(28/アメリカ)との対戦。21戦21勝(8KO)無敗とのタイトルマッチに合意したとのこと。日程は5月日本開催を目標としています。

ESPNは「フルトンは体重に関係なくボクシング界で最高の選手の一人。フルトンと井上の戦いは、このスポーツが提供できる最高の対戦の一つ」とコメント。

井上選手は13日の会見で「体格はバンタム級が適正ですが、このバンタム級ではやり残したことはなく、戦いたい相手もいないので(転向を)決意しました。これからが本当の戦いになっていくので非常にわくわくしています。本当の最終章としてもいいのではないかと思います」と話しており、対戦が実現すれば、自身が目指す、“史上初の2階級4団体制覇”に向けて格好の相手となります。