◇ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022・エマージングブロッサムズ31ー12トンガサムライフィフティーン(11日・秩父宮ラグビー場)

2022年1月に発生した、トンガ北部の海底火山フンガトンガ・フンガハアパイの大規模な噴火で影響を受けた地域や人々への支援を目的としたこの試合。

NDS(将来日本代表に選出される可能性のあるポテンシャルを持ったメンバー)の選手を主体とするエマージングブロッサムズは、トンガにルーツをもつ選手で構成されたトンガサムライフィフティーンと対戦しました。

まずは前半8分、ヴィンピー・ファンデルヴァルト選手が背中側で田村優選手にパスを送ると、そのままディフェンスラインを突破しトライ。エマージングブロッサムズが先制します。

さらに後半34分、テビタ・タタフ選手がディフェンスにつかまれながらも、持ち前のパワーで相手を押しのけ、個人技でトライを奪うと、エマージングブロッサムズは合計5トライ、31ー12で勝利しました。

キャプテンを務めた田村選手は「トンガで被災された方、その家族、今回ラグビーしている仲間が苦しんでいるのを見たので、このチームとしても、日本ラグビーとして本当に大事な一戦」とこの試合の意義について語り、「すぐに次の準備を始めて、このまま成長していけたらと思っています」と翌週に控えるウルグアイ戦に向けての意気込みを表しました。

この試合で得られた収益金は駐日トンガ王国大使館に寄付されるということです。