【バスケ】Bリーグ2人目の“高卒プロ”湧川颯斗「親は最初反対」 あこがれの選手を追って滋賀に入団
湧川選手は福岡大学附属大濠高校の3年生、U18アジア選手権で全5試合出場するなど日本バスケ界期待のルーキーです。身長194センチ84キロの大型ポイントガードで、得点力もある司令塔として活躍しました。
バスケ界では一般的に、高校卒業後は大学に進学。そして、プロチームに入団します。しかし、湧川選手は大学を経ずに、高校を卒業してすぐのプロ入りを決めました。高校から直接Bリーグに入団した選手は湧川選手で2人目です。
「本当は親からは最初反対されました」
当初反対していた両親も湧川選手の熱意に動かされ、最終的には背中を押してくれたといいます。
「『自分の意思でプロに行くと決めたなら、やってきなさい』。その言葉が自分が覚悟を決めた要因でもあります」
湧川選手が滋賀レイクスというチームを選んだ理由は憧れの存在。日本代表のテーブス海選手です。
「毎日テーブス選手のスキルを身近で自分のスキルとして盗むこともできる。目標としている選手がいるチームでやることが1番滋賀レイクスに決めた理由です」
その憧れのテーブス選手は湧川選手について「湧川くんは去年のウインターカップから見ていて、すごい選手だなと思っていた。実際一緒に練習しているとサイズもあるしガードもできるのでこれからがめちゃめちゃ楽しみ」と期待を寄せていました。
湧川選手にテーブス選手と初めて会話した時のことを聞くと「ロッカールームで『もう学校ないの?』と聞かれました。まだ緊張します」とはにかむ様子も。
それでも、自身の夢を語るときには「将来の夢は日本代表の中心選手として活躍すること。5年後の(ロサンゼルス)オリンピックでA代表として出場したい」としっかりとした口調で前を見据えていました。
滋賀レイクスは7日に秋田と対戦します。入団したばかりの湧川選手が初出場を果たすのか、注目です。